COLUMN 『服の向こう側』 vol.19 / 風になびく軽やかなタイ

こんにちは、

今週の『服の向こう側』は、made in Napoliの風になびく軽やかなタイになります。

 

 

17SSより新しいネクタイ工房でもRING JACKET Napoliのタイを作っています。

17SSはソリッドだけのトライアル的なスタートだったので、本格的な展開としては、今季からになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この工房では、全てクワトロピエゲ・スフォデラータ(4折・裏無し仕上げ)となっています。

軽やかなタイ作りを得意としており、ハンドメイドのタイしか作らない工房です。

※『ハンドメイド』を謳っていても、ビジネスとしてマシンメイドのこなれた価格のタイも同時に作っているタイメーカーが実は多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工房内。

ヴィンテージの生地も残っており、非常に貴重な資料です。

芯地も表地に合わせて全てチェックしながら最適なものを使います。

 

 

 

 

ネクタイのマエストロ
と呼ぶ人もいるくらい…タイ業界では有名なお父さん。

 

 

こんな生地はどうだ!

ん、これも良いな。

これは、どう思う???

 

 

とドンドン出して来てくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コレは格好良いな~。コレも良いけど…、どちらかと言うとコッチかな?』

『うんうん、良いじゃあないか。』

 

なんてやりとりをしているとお父さんもノッてきます。

 

 

『いいか、流行りの色柄だけみてセレクトするようだとまだまだひよっこだ。名前の通っているブランドの真似ばっかりして何になるって言うんだ!そんなヤツは長続きしない。そんな程度のセンスのやつは今まで山ほどみてきた。

頭と心の両方で感じるんだ。分かるか?

ん?お前なら分かるだろう?』

 

 

と禅問答のような講義が急に始まります(笑)。

こうなったら止まりません。

 

 

1時間ほど、講義を聞いて…(笑)。

さあ本題に、、、

 

 

と移ろうとすると

 

 

 

 

 

『昔のネクタイの作り方はな、、、

これは1930年代のネクタイを分解したんだが、そのときの芯地の使い方が、、、

こっちは昔のロンドンハウスのタイだけど、ここのカットが、、、』

 

 

と止まりません(笑)。

 

 

 

『続きは昼飯食ってからするか!

良いか、ネクタイは食事も大事だ、ナポリの海で採れる魚介類の色、ワインの色、海の色、そして山の木々や花の色…それらをネクタイの色に、、、あぁ、そんな話は飯を食いながらしよう!よし、行くぞ!何してる。早く来いよっ。』

 

 

と終始こんな感じです。

あそこのお父さんは確かにマエストロだけど、好き嫌いがハッキリしていて結構大変だよ…と聞いたことはありましたが、納得です(笑)。

 

 

恐るべしナポリ

 

 

 

 

 

食事から戻ると、

『さぁ始めるか!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、また数時間かけて打合せ。

この工房に眠っていたヴィンテージの生地資料から色柄を復刻して作ることになりました。

今までありそうで無かった色柄のコレクションになっています。

 

 

スーツ、ジャケットがシックでシンプルな傾向にある昨今。

タイは固くなりすぎずに少し遊んだものが『今の気分』です。

トラディショナルな小さい小花やドット等の小紋柄も悪くはないですが、今ならヴィンテージ調のモチーフが良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィンテージ調の柄を使ったタイ。

これまでと少し違ったVゾーンにしてくれます。

ただし、ヴィンテージ ズバリ!だともっと重々しい色柄だったり、ビビットカラーだったり…とクセが強いですが、ベースカラーをベーシックなネイビーやブラウンにしているのでコーディネート自体はこれまでと同じように出来ます(←コレ、実はとても大事!!!いくら『ヴィンテージ調』が時代の気分とはいえ昔のまんま…では現代のスタイルにフィットしません。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで丸いモチーフが多かったのですが、こういった四角系のモチーフにも注目が集まっています。

 

 

 

 

 

良く見ると、、、

 

 

 

 

ただの花柄ではなく、テントウムシがいてます。

昔からテントウムシは幸運のモチーフとして人気があります。

こんな洒落っ気のある柄も良い感じです。(こちらも柄で遊びながら、配色はクラシック…というのがポイントです)

 

 

 

 

 

ナポリのマエストロと、

クラシックをベースにしながら

『今の気分』というスパイスをほんのり効かせたタイを作りました。

 

 

 

軽やかなそのタイは、服好きを虜にする魅力に溢れています。

 

 

 

 

 

是非お試し下さい。

 

 

From RING JACKET creative div. Okuno

 

 

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