MY MTO SUIT – GRAND FRONT OSAKA -

「10年後のことなんてわからない。ファッションは今、

この瞬間にあるべきだから。」

 

 

この言葉は現セリーヌのクリエイティブディレクター、

エディ・スリマンが2008年WWDのインタビューに対し語った言葉だ。

 

 

我々ファッション業界、とりわけスーツやジャケットなどの

重衣料というものに関しては約10年スパンで流行のサイクルが

回ってくると言われている。

 

 

昨今の英国調、クラシック回帰も正にその流れと言えるであろう。

 

 

ただそんな中、オーダーというものに関しては

流行り廃りのない普遍的なものであると確信している。

 

 

英国の老舗マーチャント、SMITH WOOLLENS(スミスウーレン)の生地を使用した1着はモヘア混ならではのハリと

光沢感が特徴的な1着。

 

 

ネイビーよりやや明るい所謂ネイビーブルーカラーは涼しげであり、

これからの季節感をしっかりと表現できている。

 

 

このスーツを仕立てた意図は“永く着られる定番的な1着が欲しい”

という動機からであった。

 

 

 

 

色合いもさることながら、ダブルブレステッド6つ釦、

2プリーツのサイドアジャスターとクラシックな

ディテールを取り入れている。

 

 

もちろん10年後のことなんてわからない。

しかし、10年後も着られるくらいに付き合える1着を考えぬき

作り上げるのもオーダーの醍醐味と言えるであろう。