“2020秋冬シーズン書き納め” – Press column

“2020秋冬シーズン書き納め” Category : 無し No, 15 (2020,11,29)   8月末より週1ペースにて15回に渡り投稿させていただいたこちら Press column、 2020秋冬シーズンにおいては今回でまずはひとたび書き納めとさせていただきます。   コラムをスタートするにあたり、物についてのスペック、コーディネイトといった割と数多ある内容ついての投稿は避けようと思っていたのですが、 とはいえ、欲されている情報というのはシンプルに RING JACKET の物についてのスペック、コーディネイトだったりするのかなと感じたりする事もあり、 今あらためてこれまでの投稿を見直してみても、ちょいちょいスペック、コーディネイトについても触れずにはいられないという投稿内容であったかと。 結果少しでもRING JACKETへのご興味を持っていただけたら嬉しいのですが。   現状、コロナ影響でなかなか私共を取り囲む環境は厳しい物であることはご存知の通りかと思いますが、 状況をご報告させていただいた様、RING JACKET Napoli に始まり、依然コートも絶好調ということもあり、いよいよアイテムによっては、サイズ欠け、品切れが発生しつつあるという嬉しい状況です。 店頭においてはいつもお伝えしている事ですが、基本的には今シーズンと全く同じアイテムが来シーズンに店頭に並ぶ事はありません! 「昨年買い損ねたので、今回買いに来ました。」という嬉しいお声をいただく事も多いのですが、「今シーズンはございません。」というお答えをしなければならないケースも結構あるのが事実なのです。   気になっているお品物がございましたら、このタイミングで是非と思います!   少し早いですが、現在RING JACKETでは既に来年の秋冬シーズン(2021年秋冬)の仕込みが終わりつつあり。 次の2021年春夏シーズンアイテムも既に準備を整え、店頭に並ぶタイミングを待っている状況です。 淀屋橋店舗、青山店舗のみで展開を行っている ”MEISTER 206” レーベルにおいてはレーベルスタート以来初めてとなる新型モデルが登場する予定であり、”MEISTER”レーベルにおいても個人的に購入予定の新型モデルも登場します。(YouTube にて告知済)   Press columnは上記2021年春夏シーズンがスタートするタイミングにて再開の予定で考えておりますので、こちらにおいてもお待ちいただけたら嬉しいです。     RING JACKET MEISTER 206 AOYAMA Staff & Press 津田  

“My favorite style” – Press column

  “My favorite style” Category : PRIVATE No, 14 (2020,11,22)   振り返ればこちらPress blogスタート初回時、 取り組みの告知させていただいたWeb catalog vol,3がようやくアップできまして。 それよりシーズンテーマとなる ”Military & Work” を軸にアイコンとなるアイテムをメインに私目線でピックアップし投稿してまいりました。 投稿する内容についても自身生の言葉でのブログとしたかったので、そこは 「気分で」 等々、、。 RING JACKET プレス担当としての枠を超えた個人的なアイテムへの思い入れがテキストに溢れてしまった事も有りました。   そこで今回は、オフィシャルな情報ではありませんが、 実際今シーズン個人的に購入をさせていただいたアイテム、そのスタイリングについての投稿とさせていただきたく。   投稿日1018 “JACKET Mod : 290” 実はこのジャケットが私日々のスタイリングにおいて大活躍しています。 「楽チン」をキーワードとしたジャケットが故にRING JACKETらしい縫製技術云々が控えめなジャケットであるのですが、最軽量仕立て、胸ポケット無し、袖口は切羽無しというシンプルさが重厚なイメージを持つクロージングアイテムの垣根を超えるスタイリングを可能としてくれている。 購入したのは DORMEUIL謹製 100%キャメル生地の物。ウエイトもあり実際はコートにも使用可能なクオリティ。 コートクオリティという肉厚な素材感が、シンプルなデザイン、コンストラクションであっても個人的に購入欲を高められてしまった理由がそこにある。   インナーにて着用しているのが ”John Smedley” のクルーネックニット。 クルーネックというリラックスしたプレーンなディテール。 これがスタイリングの核となるMod:290 が持つシンプルなデザインとのシンパシーを持たせている。   ボトムに選んだパンツはこちらもインポート買い付けアイテム “BORELIO” の物。 [...]

“ASYMMETRY SINGLE RAGLAN COAT” – Press column

  “ASYMMETRY SINGLE RAGLAN COAT” Category : COAT No, 13 (2020,11,15)   “Military & Work” を2020年秋冬シーズンテーマに掲げるRING JACKETであるが、先のコラムにて触れた”Motor Cycle Coat”と並びアイコンなるコートが今回の”ASYMMETRY SINGLE RAGLAN COAT”だ。   一見ロング丈のシングルステンカラーコートに見えるのだが、まず特徴的なのはフロント打ち合わせ部がダブルブレストの様に重なった状態にてボタンを留める形状だ。 実際こちらのコート、原型は英国ヴィンテージ軍物プロダクトを元ネタとしている。   ダブルブレストのディテール、それはフロントの重ね方を状況に応じ上前、下前とで変えられる機能を持っている。Pコートがその解りやすい例であるが、風向きによって風の吹き込みを避ける為にどちらでも上前にできる様な機能を果しているとされている。(寒く風の強い海上にてその機能が必要とされた。) また生地が重なる面積が増える事で身体を守るという点においてもその効果が求められたとされている。   ”ASYMMETRY SINGLE RAGLAN COAT” その名の様ボタン位置は縦一列でシングルなのだが、先に触れた様打ち合わせ部はダブルブレストの様重なる形状となる、故に”ASYMMETRY”という形状となるのだ。 ラグラン袖におけるRING AJCKETが誇るそのパターンについては、既にMotor Cycle Coat” (2020,10,25)Press columnにて触れているのでそちらを参照願いたい。   このモデルにおいては今シーズン5種類の生地にて展開を行っているが、 Web catalog でも登場し露出の多いアイコン的な生地がRING JACKETオリジナルの“カシミアスラブ”糸によって織られたネイビービッグパターンチェックだ。 “スラブ糸” = 糸の形状が一定ではなく、糸ムラを作ることでフシが現れ凹凸のある状態となる。 まずカシミアの混率が高い”スラブ糸”、その存在が特殊と言える。 理由として挙げられるのには、作り上げる紡績機自体の存在が希少とされており、紡績時において空気を多く含んだ状態で糸が紡がれる必要があるのだが、紡績機自体のスペースが必要であり近代化が進むに辺りそのクラシックな良さも効率という面から引退に追い込まれていった経緯があるのだ。   カシミアスラブ糸から織られた生地とは、凹凸感が生む視覚的なヴィンテージ感、空気を多く含んだ状態にて織られた膨らみのある物なのだが、 カシミアの混率が高く、贅沢かつチャレンジングな企画が故、現代では具現化すること自体が不効率でありその存在自体が希少と言えるのだ!   [...]

“ANDERSON & SHEPPARD HABARDASHRY” – Press column

“ANDERSON & SHEPPARD HABARDASHRY” Category : IMPORTED ITEM No, 12 (2020,11,08)   メンズクロージングの礎を築いたとされるイギリス。 その聖地と言えるロンドン サヴィル・ロウ。   わずか100数メートルの通りに沿って老舗テーラーが軒を連ね、 元来階級文化を持つイギリスにて1800年代から現在に至るまで世界中のVIPと呼ばれる超富裕層が各テーラーハウスにてビスポーク文化を継承し続け、スーツの聖地として認知される。もはや観光地でもある世界的にも稀有な通りだ。   個人的な話になるが、私自身がロンドンに留学中(2002)サヴィル・ロウは既に変化を遂げつつあり、その当時はサヴィル・ロウに独デザイナーズブランド ”Jill Sander” のショップが 老舗テーラーハウス ”Gieves & Hawkes” の向かいにあったり、通りの外れにはCONRAN卿によるレストランがあったりと、ビスポーク文化を根ざす通りにも変化と新しい風が吹いている事を私でも肌で実感したものであった。 とはいえ最近でも2014年〜公開の映画 “Kingsman”の舞台が老舗テーラーとされた様、サヴィル・ロウがスーツの聖地とされるのはこれから先の未来においても変わることは無いとまた新ためて実感したのだ。   “ANDERSON & SHEPPARD” イギリス サヴィル・ロウ、ビスポーク史上、そして現在においても最注目老舗テーラーハウスだ。(現在はサヴィル・ロウより移転)“ANDERSON & SHEPPARD” についてはネットを検索すればいくらでも出てくるので割愛させていただく。   前回投稿 ”NEW COMER High-back pants” にてあえてブランドネームのみ触れたのだが、ビスポークではないカジュアル既製品ラインがこの“ANDERSON & SHEPPARD HABARDASHRY”だ。 Category : IMPORTED ITEM とクレジットしているのは、リングヂャケット直営店舗にてバイイングしている物なのだが、リングヂャケットの店舗において何故に“ANDERSON & [...]

“NEW COMER High-back pants” – Press column

“NEW COMER High-back pants” Category : PANTS No, 11 (2020,11,01)     パンツのディテール変化がめまぐるしい勢いで進んでいる。 私自身が記憶しているのは、1995年辺りだったと思うが当時はそれこそ新御三家イタリアブランドと呼ばれた ”GUCCI” “DOLCE&GABBANA” “PRADA”のメンズコレクションにおいてクラシックなスタイルをミニマムに、シャープに、モダンに、そしてスリムに打ち出されたのだ。 それはもう強烈過ぎるほどのインパクトがあり、自身にとっても今でも忘れられない。 そして、これらコレクションのスタイル打ち出しと並行し、スタイルだけではなくその生産背景におけるイタリアが誇る伝統的な縫製技術が広く認知されるきっかけともなったのだ。 すなわちこれが “クラシコイタリア” ムーブメントのきっかけであったと私は認識している。 話は少し逸れたが、このスタイルが認知されたタイミングを契機に未だ現在に至るまで約20年以上もの間 ”スリム” というパンツのシルエットがトレンド、スタイルの主流であったと言っても過言ではないであろう。 現在に至っても未だマスという視点で見ればスリムというシルエットが主流とはいえ、パンツのシルエット、ディテールの変化という点において確実にその流れは大きな分岐点を迎えている。それは先に書いた様、ここ20数年なかった大きな変化だ。 ここ4、5年程の間ディテールの変化として挙げられるのが、 ・   プリーツ(タック)の復活。 ・   股上は深く。 ・   ベルトレスへ、(ブレイシーズ、サイドアジャスターといったスタイル、ディテール) “かつて” のスーツはジャケット、パンツ、ウエストコートの3つ揃えになることで初めてスーツと定義されており、上記ディテールの変化は全て 「”かつて”=クラシック回帰」 という流れに沿うもの。 またクラシック回帰の流れは勿論 “Military & Work”というRING JACKET シーズンテーマとも絡んでくる。 ”グルカパンツ” はRING JACKETが以前より継続的に提案をし続けているミリタリーアイテムの一つで、今でこそウィメンズにおいてもトレンドとなりマス認知となったアイテムであるが、交差させる様なウエストのベルト形状に特徴があり、スリム全盛期のノータックパンツには無いデコラティブなディテールを持ち合わせている。 クラシック回帰におけるひとつの定義としては、シンプルでミニマムな方向性に振れたここ20数年間から、オールドファッションでデコラティブに映るディテール機能美への回帰とでも言えようか。 そして、タイトルにある ”High-back pants” こちらもまた、”かつて” = ”クラシック回帰 + Military [...]

“MOTOR CYCLE COAT” – Press column

“MOTOR CYCLE COAT” Category : COAT No, 10 (2020,10,25)   この原稿を書いているここしばらく、例年になくこのタイミングで既に初冬の様な寒さの体感の日が続いている。 そして実際にコートの動き出しが例年になく早いタイミングでスタートしている。 実際コートこの週末も売れてます!   今回のタイトル “MOTOR CYCLE COAT” 2020年RING JACKET秋冬シーズンにおけるアイコン的なアイテムの一つだ。 勿論シーズンテーマの “Military & Work” の打ち出しに伴い今年の1月に開催されたPITTI UOMOにおいても会場にて実際に大きな注目を集めたアイテムである。(コロナウイルス世界規模でのパンデミックの影響でPITTI IMMAGINE UOMOも残念ながらこの1月以降開催出来ない状態が続いている。)   “MOTOR CYCLE COAT” – このアイテムの発想元ネタとなったのが、40年代英国でオートバイ部隊が着用していた物、それをRING JACKET要素を加えモディファイしたベルテッドコートだ。 前傾姿勢にてまたがるオートバイ乗車において物が取り出しやすい様、斜めに付けられた胸ポケットがまずは目に止まる。そしてRING JACKETのスーツやジャケット同様にミリタリーアイテムであっても味のあるドレス要素としてのハンドステッチワークをAMFミシンによって表現している。(ミリタリーアイテムに限っては「強度が命」故に手作業感での甘さ、拘り等は不要なのだが、そこをあえてというのが演出ポイントなのです。) こちらも既に周知の仕様かと思われますが、前振りのラグラン袖。これがまたなかなか具現化するのが難しい様で、元来ラグラン袖は手を真横に広げた様に作られているのが本来のスタイルであり、肩線も無く、袖の稼働域を持たせる為に袖幅を広めに取らざろう得ない構造だったのですが、RING JACKETではここ数年プッシュしているラグラン仕様のコートはディティールそのままに可動域を確保した前振り袖の設計と、袖幅をスマートに細く見せる事を両立したのです。 着丈は膝下丈となるロングなシルエットにウエストベルトが付きます。実際元ネタ含めおバーコートは元来膝下丈が基本、保温性を高めるという機能が第一にクラシックなコートはチェスターフィールドコートやダッフルコートを始め着丈は元来長い物なのです。またここしばらく継続しているクラシック回帰の流れにあって、コートの着丈こそ長くというのが一つのトレンドです。 (これは、コートに限らずスーツなども同じでドレッシー、エレガントという印象を高める重要な要素です。)   選定生地はこの1モデルに対し4つ。”英国MOON社 ヘリテイジBritish warm 起毛キャバリーツイル生地”  “RING JACKETオリジナルBALLOON ツイード調生地”  “英国VENTILE 超高密度コットン生地  “国内ニドムバイオ加工コットンドリル生地” とどれもアクの強すぎる個性を放っており生地バリエーションとしても非常に魅力的かつ個性的なラインナップかと。   上記4生地のうち [...]

“JACKET Mod : 290”について – Press column

“JACKET Mod : 290”について Category : JACKET No, 09 (2020,10,18)   タイトルのMod : 290 この2020年秋冬シーズンに直営店舗へ投入となった最新のジャケットモデル。 実際には、2020年春夏シーズン展示会(2019年7月開催)、1年以上前にデビューしたモデルだ。   “最軽量” “切羽無し 袖釦無し 筒袖” “胸ポケット無し” というスペックとシンプルなディテールを備えた斬新なモデルであり、現在クロージングアイテムが一つのトレンドの方向性として打ち出す“楽ちん”を RING JACKET として新たに提案したモデルであった。   展示会における私最大のミッション = いかにRING JACKTが展示会にて放つ真新しいアイテムに来場者さまがご興味を持っていただけるどうかだ! とはいえ、「RING JACKET展示会」というのは新作案内、トレンドの提案というよりも、 自社工場を持つ RING JACKETの展示会に来るとトレンド云々では無く、クロージングアイテム、生地、縫製技術に至るまでの専門知識等々の薀蓄、スペック面における情報まで得られるという機会にもなっているという(ご来場様論)、ありがたくもプレッシャーの掛かる機会にもなっていたわけです。   つまりは、トレンドに則った ”シンプル”“楽ちん”というキーワードにおいてはその縫製技術薀蓄云々は込めづらく、さて、、 と思ったのを今でも覚えています。   今でこそ、そのシンプルな仕様によるジャケットはコロナ禍影響も大きく、トレンドをも超越し時代に適応した物としての認知が高まっていますが、 実は10年以上前より、シンプルな “軽量仕立て” のジャケットは存在をしており、 パット、副資材を極力省いた仕立てだからこそ、着用時におけるごまかしの効かないアイテムであったという印象を今回のテキスト作成中に思い出しました。   毛芯等の副資材を極力使用せず、保形性の低い軽量仕立てジャケットは“タスキ皺”と呼ばれるまるでタスキを巻いた様に、鎖骨から脇にかけて位置に皺が出やすくなるのがどのメーカーにおいても共通の状態であったと言える。私も数々のメーカーの物を当時着用したのですが、皺がでる事を前提で、シャツジャケットの様なペラペラの物が当時から多く(今でもですかね)、 とにかく軽い仕立てのジャケットにタスキ皺が出易かったというのが事実であった。   しかし、当時からRING JACKET の軽量ジャケットにおいてはタスキ皺が出ない印象があったのです。(当時私は異なるメーカーに属しており、今でも良く記憶しています。) ※着用される方の体型によって異なりますので、皴が発生するケースもございます。   [...]

“Web Look book 3”について – Press column

“Web Look book”について Category : contents No, 08 (2020,10,11)   こちらコラム初回となる08月23日アップ時に書きました、”Web上におけるコンテンツ作成” についての進捗ご報告。 (ラフ画画像と共にアップしましたが、あの渾身のラフ画は却下となりました、、。)   さて、弊社HP上にてカタログ形式でシーズンアイテムのLook bookをこれまでご覧になられた方もRING JACKETのファンの方であれば多いのではと思います。(現在HPトップから下にございます。) このWebカタログ、スタートしたきっかけといえば、ある弊社店舗が顧客様に向け独自にそのコンテンツを作成しスタートしたもの?! 顧客様に向けて少しでも多くの情報を届けたいという熱い思いからスタートしたコンテンツであったと記憶しています。 なんと当時はアイテム着用のモデルがイラストでのキャラクターであったりと?! これまでも全て自社製作によって創意工夫を凝らし、毎号アップまでこぎつけて参りました。 使用画像のクオリティも随分向上を遂げている事をお分かりいただけるかと思います。 また現在アップ中のlook book2においては伊Baxter様ショウルームを使用させていただいての撮影など、演出においても真新しい表現等々アップデートされているのです。   そして、現在作成中の”Look book 3” これまでのアイテム画像中心における表現から、雑誌形式となるテキストを加えた物としてこれまでとは異なる内容にて進行しています! 言うなればCreative divマネージャー奥野が編集長、私が編集部員としてコンテンツ案作成からの構成案、ラフ作成、テキスト作成、を担当し10月中頃アップを目標に進行しているところです。 夜な夜なテキスト作成に励みつつ気がつけば既に10月を迎えてしまいましたが、   「弊社代表福島の着こなし、、?!(仮題)」 「Military & Workスタイル百花繚乱」 「RING JACKET Napoliとは」 などのコンテンツ含めてのアップ予定となります。   自社作成のコンテンツにおいて、「自画自賛すぎるのもどうか、、?」(自社の製品に誇りを持てるのは仕事冥利に尽きます) 等々編集長奥野からの厳しい校正が入りつつ鋭意進行作業継続中です。   そんな内容にて進行中の “Look book 3” アップまで今しばらくお待ちくださいます様お願いいたします。   RING JACKET MEISTER 206 [...]

“フレンチスタイル”について – Press column

  “フレンチスタイル”について Category : Style No, 07 (2020,10,04)     ここ数年“フレンチスタイル?! テイスト?! が提案されている。   その中でかつて日本国内においても一つのブームとなった ”フレンチアイビー” がリバイバルとしてメディア等色々なところでも特集が組まれている状況だ。 “サビルロー”、”クラシコ”、”アメトラ”、という各国におけるスタイルがカテゴリー分けされている中、ここにきてフランスにて形作られたスタイルがまた注目をされているのだ。 これを書いている私は1975年生まれ、80年代に一つのムーブメント(フレンチアイビー)を持つフレンチスタイルには残念ながらリアルタイムでは触れてはいない。 とはいえ90年代のフレンチカジュアルブームには、実際中の人として携わった者としての今回のコラム。 “フランス” それは男性以上に女性が強く惹かれるファッションと文化の聖地だ。 CHANEL、HERMES、Louis Vuitton、Diorをはじめとするハイメゾンが漂わすその”ブランド”の世界観への憧れはファッションとは関係の無い男女を問わずマスな世の中の意識をもリードしてきたといえる。 そしてハイブランドが漂わす空気感とはまた別に、フランスにおけるリアルなライフスタイルが日本国内に伝播したのが80年代、ファッションだけではなく、フランスからの映画、音楽といったカルチャーは“オリーブ少女”なる言葉も生み出すこととなる。 ここからが自身の言葉となるのだが、 「フレンチってなんだ?」 この感覚を覚えるのは、そう、あのクラシコイタリアなるムーブメントが既に上陸していた時、私的には実際90年代後半、そのメンズクロージング文化なる物と文化の魅力に引き込まれ始めていたその時代だ。 「職人による伝統的な縫製技術」と、「イタリアDNA文化が持つ色気、華」それまで多くを知られていなかったこのハイブリッドな魅力はメディアも巻き込み一気に国内において一大ムーブメントとなった。そして2020年の今でも変わらぬ魅力を放っている。 そして英国はサビルローを聖地としたクラシックメンズクロージングの発祥地という トレンドを超越した位置に認知されていた。 で、その時それまでのファッション、文化の聖地としてのイメージを独占してきたとも言えるフランスの魅力とは? ことメンズに関しては、イタリア、イギリスの様なシンプルに言語化できる際立った根っこが無かったというのが事実なのかと。 それが「フレンチってなんだ?」となる。 そして個人的にもう一つ気付いたこととしてなんとなく縫製等々云々においての「ウンチク」が少ない様に感じる。 どうやらそれは80年代における”オリーブ少女”ムーブメントが関係していると思われる。 当時は物云々よりもカルチャーとしての伝播が当時は強かったのではないかと、、 蘊蓄による説得力よりも、空気感なる物がフランスファッション最大の魅力だったのでは。 特徴でも有るトラッドベースのスタイル、古着使いに共通するのは、決して目新しいアイテム使いではないがそれを何処と無く “フランス的 = スノッブな雰囲気” に見せる?! 作り上げる事のできるセンスだ。 話は飛躍するがRING JACKETにおいても実はフレンチテイストなる物つくりをここ毎シーズン行っていたのをご存知でしょうか? 今シーズンにおいてもフレンチを意識しているであろうアイテム構成を実感しているところです。 また先のコラムでもご紹介したNapoliアウターなども実はこのフレンチスタイルには欠かせない物だったりする。 RING JACKET MEISTER 206 AOYAMA Staff & [...]

“RING JACKET Suit model” その2 – Press column

“RING JACKET Suit model”その2 Category : Suit No, 06 (2020,09,27)   2020年秋冬シーズンにおけるRING JACKET の主力となるスーツモデルを解説、その2回目。   Model:286H(シングルブレスト 段返り3釦中一つ掛け) RING JACKETが提案する最も新しいスタイルがこのモデルに込められていると思います。 前回解説したModel:253がクラシックな提案をスマートに表現しているとすれば、 こちらは新しいといっても、土着的なクセをあえて持たせたモデルと言える。 まず視覚的な最大の特徴が、ハイゴージならぬローゴージの幅広ラペルにある。 (ラペル幅9,4cmベース)土着的と書きましたが、あえて表現を変えるとすれば懐古主義的なクラシックさをあえて意図しデザインしています。 ナポリ サルトリアにて作られるビスポークスーツに匂うテイストがこの既製品には感じらえるのです。 一見した印象は土着的であってもサイズスペックに至ってはごく普通、 ごく普通とは、良く“中庸”という表現がされますがModel:253,271程の丸み、抑揚感を持たせずに、身体の曲面に沿わせるというよりも構築感なハリを感じさせるスーツらしい端正な印象を感じられるイメージとでも言えるでしょうか。 今シーズンこのモデルに乗せている生地も非常に個性的で、英国テイスト濃度が極めて高いフランネル、梳毛ツイード、これもまたナポリ サルトリアにおけるメンズクロージング 文化継承を感じさせるものかと。真逆では無いが、イタリア生地メーカーによるワイドピッチストライプでの生地も選定しています。(これがまた単純にイタリアとも言えない、、) 全9マークにて展開。   Model:269 (シングルブレスト 段返り3釦中一つ掛け) これまでRING JACKETにおいて定番とされてきたModel:184 の特徴と縫製仕様を最も純粋に引き継いだモデルがこちらではないかと個人的には感じている。 その理由はこちらもまた“中庸”と表現できる先に書いた構築感と端正さとを感じさせる印象にあることが最大の理由だ。 Model:253,271と比較しやや短めの着丈や、袖付けの縫製仕様(雨降らしではない) といったディテールや着用時における印象は正にModel:184を継承していると言える。 しかしModel:184と最も大きく異なる点はそのラペルにある。 ワイドラペルラペル幅9,4cmベースに設定し、ディテールという点においては“スタンダード”と言われていたModel:184の面影はもはやそこには無い。 先にナポリテイストを強く打ち出したModel:253とこれまでのスタンダードであったMod:184が持つ端正とを融合させたハイブリッドなモデルがこのModel:269だ。 選定している生地においても趣味性というよりも日々の着用において耐久面でのメリットもあるオリジナル生地(トラベラー)をメインに選定し全5マークにて展開。   Model:287H(ダブルブレスト 6釦下一つ掛け) 2019年秋冬シーズンにデビューしたダブルブレストの新型モデル。 最も特徴的なティテールはダブルブレストのフロント6個のボタンに対し、最も下の3段目に付くボタンに上前のボタンを掛けるデザイン。(一般的には2段目のボタンに上前を掛けるのが一般的) つまり、ダブルブレストあってもラペルが縦方向にやや長く、そしてラペル幅は非常に広い。(この雰囲気イメージできますでしょうか?) ダブルブレスト 6釦下一つ掛けと言えば、“ボールドルックと言われるスタイルに象徴されるそうで、アメリカが好景気に湧いていた頃に見られたスタイル、日本のバブル時も恐らくこの影響を受けているかと思われる。 とは言ってもこのModel:287、良い意味で一切そのバブルな雰囲気を匂わせる事はなく、 常にRING [...]