COLUMN 『服の向こう側』 vol.20 / レジメンタルストライプタイ

こんにちは、 今週の『服の向こう側』は、ネクタイのトレンドについてです。     前回、『ヴィンテージ調のプリントタイ』が今の気分…とご紹介させて頂きましたが、もう一つ大きな流れがあります。 (前回の記事はコチラ) それは、レジメンタルストライプのタイ。     多色使いでモダンな配色のものより、少しトラディショナルな『スクール、アイビー、プレッピー、、、etc』を感じさせてくれるタイが良いですね。                                 雑誌のスナップ等でよく見かけた『これぞ色気のあるイタリアおやじ』的なスタイルがしばらく続いた反動でシックな着こなしに移行しつつあります。 とはいえ、地味な着こなし…という訳ではなくて、どこかにイギリスやアメリカを連想させるアイテムをとり入れるのがポイント。       カッタウェイのシャツ⇒ボタンダウンシャツ   ロングノーズのスリッポン⇒ALDENのようなショートノーズ タッセルローファー     といったように「アメリカ的」なアイテムを着こなしに取り入れることで印象が少し変わります。         シャツやシューズも勿論良いのですが、色々なアイテムの中で最も手軽に雰囲気を変えれるのがネクタイ。 これまでは、クラシックな小柄の小紋タイだったのをレジメンに変えるだけでグッと気分が変わります。                     レジメンタルストライプの起源は、 英国軍の軍旗に由来していて、、、 [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.17 / Sicilia編 ②

こんにちは、 今回の『服の向こう側』は、シチリア編②になります。 ※前回のシチリア編はコチラから       さて、前回はナポリから苦労して?シチリアに入ったところで終わっていたので、、、 その続きになります。             シチリア島のこの辺です。 今回の目的地は、ホテルなどない丘の上にあるので、、、 近くの海辺のホテルで泊まり翌朝向かいます。         シチリアの朝       ここから、また車で向かいます。     海沿いを走って、、、         山道に入り、 登って、、、       登って、、、       ひたすら山道を登ります。 車中の温度計をみると4~5度気温が下がるくらい高地に行きます。             ようやく山頂の集落に到着。   ファッションとは無縁の穏やかな田舎の村、、、 といった感じです。   [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.16 / RJ knit polo

こんにちは、 久しぶりのコラム『服の向こう側』になります。 当初から不定期連載…、と言ってたものの業務に追われ更新が滞っていました。大変申し訳ありません。   思いの他、「楽しみにしてますよっ!」という声を多く頂き嬉しく思っています。     何でも簡単に手に入る時代になってしまったからこそ、『モノそのもの』にだけ商品価値を見出すのではなくて『服のサイドストーリー』や『そこに込められた想い』といった要素がとてもとても重要になってきたと感じています。 これからも少しずつですが、知られざる?!『服の向こう側』をご紹介させて頂ければと思います。     さて、 話しが逸れてしまいましたが、、、     今回はオリジナルのニットポロを紹介させて頂きます。               『レトロポロ』というネーミングで最近人気となっているニットポロ。 鹿の子ポロシャツも良いけど、少し大人っぽく、クラシカルな雰囲気に、、、 というときに重宝します。     今季は、多くのブランドから提案されていますが、有名ニットメーカーのニットポロの多くは『ヌメリ感』を重視したモノが多いのが特徴でした。 ※『ヌメリ感』=『しっとりとした手触り、カシミアタッチ』と言えます。     意外と知られていませんが、イタリアの多くのニットメーカーは春夏シーズンであってもカシミアをコレクションに入れています。 最初見たときは、『お洒落は我慢。。。暑くてもカシミアを着るのが欧州上流階級のお洒落なんだ。』 と思ったものですが、完璧に間違いです(笑)。     イタリアに行かれた方は分かると思いますが、日本と違い気温が高くなっても湿気がなくジメジメとした感じがありません。 30度を超える猛暑でも日陰にいくとスッと涼しく感じたりします。 また、寒暖の差も大きく昼間はリネンのシャツや半袖ポロシャツ、、、といったスタイルでも朝晩は冷え込むので羽織るものが必須となります。 こういった理由から春夏シーズンであっても『しっとりとしたヌメリ感があって手触りの優しい薄手のカシミアニット』が必要とされているのです。 ※ヴァカンスに海や湖畔に行く…、なんてスタイルにも必須ですしね。     さてさて、 日本に話を戻すと、、、 そんなイタリアと違って、残念ながら日本では高温多湿で不快指数がグングン上がる季節があります。     『触ったときにしっとりとしたヌメリ感があって優しい手触りのニット』では、汗をかいたときにベタベタと身体にまとわりつき不快に感じてしまいます。 そこで、『ヌメリ感』とは反対の『シャリ感、清涼感』を備えたニットポロを作ろう! と企画しました。     『ヌメリ感』を出そうとすると油分を多く含んだ高級な超長綿を使います。海島綿を使ったニットなどが有名ですね。 [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.15 / RJ pleat pants ②

  今回の『服の向こう側』は、先週に引き続きRJプリーツパンツについてです。               このほんのり光沢があって上品なツイルコットンだけど、、、 何故か?ちょっとヌケ感がある…     実は、製品染め&洗いをしています。 通常は、もっとラフ&カジュアルになってしまうのですが、仕上げにソフトプレスをして『カジュアル~ドレスの狭間』くらいの絶妙な仕上げにしています。     これまで、 ジーンズにジャケット、、、 洗いのかかったパンツにジャケット、、、 リブパンツやイージーパンツにジャケット、、、 とテーラードジャケットに合わせるコーディネートもカジュアル化が強くなっていましたが、『行き過ぎたカジュアル化からの振り戻し』によるクラシック回帰の流れがジワジワときています。     かと言って、いきなりカジュアルな要素がゼロになる訳ではありません。     そこで、『カジュアル~ドレス』の架け橋となるようなアイテムが必要なのでは? というところからこのパンツを企画しました。           これまで多かったガーメントダイ(製品染め&洗い)パンツは、いわゆる『硫化染め』という手法で仕上げられています。     生地に色素が定着し難い染料で染めるので、 一度染めた後にもう一度製品洗いを施すと↑のように色が落ちて長年穿きこんだかのような雰囲気に仕上がります。     『カジュアル感』 『ヌケ感』 を出すことが出来るのが特徴です。           一方、今回のパンツは『反応染め』という染め方で染めた後に製品洗いを施しています。 ※更にその後ソフトプレスして仕上げ。       染料が定着しやすい染め方で、洗いの適度なヌケ感がありながらカジュアルになり過ぎないのが特徴です。 [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.14 / RJ pleat pants

こんにちは。 今週の『服の向こう側』は、【RJ by RING JACKET】のプリーツパンツになります。     ここ最近、Napoli企画の話題が多くなっていてかなりそちら寄りの商品紹介になっていましたが、、、 勿論made in Japanのオリジナル企画もそれに負けない創り込みをしています。     海外とのやりとりがあるRING JACKET Napoliとは違い全て国内で完結するので、『より綿密な打合せ』ができつつ『スピード感』があるのが国内企画の特徴でしょうか? 個人的には、RING JACKET Napoliシリーズの商品群は勿論大好きですが、、、RJシリーズも同じくらい好きなんです!             以前に、 プリーツパンツが帰ってきた! これまでのノープリーツパンツを踏襲したプリーツパンツが今のスタイル!!!として紹介させて頂きましたが、、、     厳密に言うと少し違います。     ヒザ~裾にかけてのシルエットはノープリーツをベースにしていますが、腰回りとワタリ幅が少しゆとりが出ています。 あと最大の特徴は股上の深さ。少しずつ深くなってきています。 ここ数年は、全体的に身体にフィットしたスーパースリムで股上がかなり浅いスタイルがスタンダードになっていましたが… 少し変化が出てきています。     行き過ぎたカジュアルスタイルからの振り戻しから『クラシック回帰』が世界的な流れとなっています。     しかし、海外スナップやインスタグラムで見かける極端に股上が深くワタリ幅がタップリとあるスタイル、、、 確かに今見ると新鮮ですが、日本人がそのまま真似をすると何だか似合わないケースが多いです。 骨格がしっかりとしていてヒップ廻りに筋肉がついていると、深い股上とゆとりのあるパンツもヒップトップから裾にかけてストンと落ちて格好良くはけますが…そうでない体格の人がはくと、80年代?に戻っただけのような格好になってしまいます。     適度な股上の深さ、、、 適度なワタリ幅のゆとり、、、 が大事です。     この『適度な』 塩梅を何度も試作し辿りついたバランスがコチラ   [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.12 / Sicilia編 ①

こんにちは。 今回の『服の向こう側』は、シチリア編になります。 そう、ゴッドファーザーで有名なあのシチリア島に行ってきました。       ※ナポリの朝焼け     早朝からナポリで一仕事してからシチリアへ向かう予定が… トラブル続きで、結局ナポリを出たのは夕方。辿りつけるのか???とかなり心配。。。 ※ナポリでのトラブル?は、また機会をみてお届けしたいと思いますのでここでは割愛させて頂きます。     ナポリ~シチリアのフライトもあったのですが、ナポリの仕事がこんな感じでどうなるか分からなかったので自由の効く車での移動になりました。 ナポリからレッジョカラブリアまで行き、そこからフェリーに乗ってシチリア島を目指します。     ナポリからレッジョカラブリアまで車で約5時間。フィレンツェ~ミラノ~コモ~ナポリ…と出張の疲れがドスンと出て車酔いする間も無く爆睡。   ※高速のパーキングエリア。水買って、トイレ済まして、すぐ向かいます。     高速をここでは書けない速度でぶっ飛ばしながら(笑)。 ナポリ仕立ての未来とRING JACKET Napoli、そしてRING JACKETについて色々と話しました。なんだか夜の高速で話すのは昼間話すのと少し違いますね。     そんな壮大な話をしていたからか? フェリー乗り場に着いたときは何だか感動しました。         ※殆どが業務用トラックで、一般車は少なかったです。この時、ファッション関係者は間違いなく僕達だけでした。         フェリーがくるまで1時間ほどあったので、少し埠頭をブラブラしてみました。                       対岸にシチリアの灯りが見えます。夜でも海の透明度が凄い!!!   [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.11 / RING JACKET Napoli trousers 3

こんにちは、『服の向こう側』ナポリパンツ編vol.3になります。     先週、先々週と続いているので…、 まだあるの? という声が聞こえてきそうですが、、、 普段見えない服の向こう側をお伝えする当コラムは、サラリとした商品紹介とはまた違った『濃さ』を前面に押し出した内容にしています。グーグルで検索すると殆どの情報が手に入る現代において、検索エンジンでは出てこない『モノ作りの現場』『“格好良い服”が出来上がってくるまでのサイドストーリー』をお届けすることにより、いつもよりちょっと服の見方が変わったり、愛着が湧いたりするキッカケになれば嬉しいなと思っています。         さて、早速ですが 何度か登場しているこの画像、ちょっと違和感というか一般的なパンツと少し違うところがあります。 分かりますでしょうか?         そう、 片倒しの向きが反対なんです。   ??? という方が殆どだと思いますので、分かりやすく説明すると、 脇のハンドステッチが後身頃側に入っています。     一般的には、前身側に入るパンツが多いです。     実は、今回のパンツのように後身頃にステッチを入れるところがナポリではチラホラあります。 意味は左程無いようなのですが、知っているとちょっと嬉しいディテール話です。           あと、実はコダワリのディテールとして、、、             試作サンプルの打合せ時に、 『サンプルについている釦も悪くはないけど…、もっと高級感のあるやつに出来ないかな?』 『OK!本番は高級な水牛釦にするよっ!』     と言ってたのですが、、、 製品上がり前にナポリに行く機会があったので、念のためチェックしに行きました。     そこで、納品前の商品を見ると、 釦が前のまま、、、   [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.10 / RING JACKET Napoli trousers1

      『服の向こう側』ナポリ編 今回はナポリパンツについてです。     以前は別の工房で作っていたのですが、トラブルがあったので一旦休止していました。 その間に幾つか新しい工房を廻ってようやくRING JACKET Napoliのパンツをリスタートする事が出来ました。                                     何度も試作を繰り返しようやく製品化出来ました。 以前のパンツは、ハンドの粗さが強く ある意味でのアジがあったのですが…、少しムラがあるのが問題でした。 今回の工房の特徴は、『非常に繊細なハンド』になります。                                     手前味噌ながら素晴らしい雰囲気に仕上がっていると思います。       [...]

COLUMN 『服の向こう側』 vol.7 /Milano撮影

こんにちは、不定期連載コラム『服の向こう側』担当の奥野です。 ご無沙汰しております。中々定期投稿できず申し訳ありません。。。 ※当コラムは、普段触れる機会の少ない「服の向こう側」にあるちょっとしたウンチクや面白話などのサイドストーリーをご紹介するコーナーです。         さて、 今回は1月のイタリア出張でのミラノ・レオン撮影の様子を少しご紹介させて頂きます。     これまでも海外撮影はしたことはあったのですが、インタビューなどの取材形式での撮影が中心だったので、、、 プロのカメラマン・スタイリスト・ヘアメイク・モデル…と撮影チームがガッチリと揃っての撮影は初めての経験。     レオンでもファッション特集でチームを組んでの海外ロケは珍しいとの事。 何かいっぱいやってそうなイメージですが…、意外ですね。       まずは、撮影に適した早朝に集合して コーディネートチェックとモデルさんの着替え                 今回のモデルは、 メンズファッション誌で引っぱりだこのDavidさん     うん、サマになります。           1月中旬の極寒のミラノで春夏物のスーツ、、、 かなり寒いです。 モデルさんって大変ですね。。。         なんて話しているウチに撮影スタート!               [...]

COLUMN 『服の向こう側』  vol.6 / 取材

日曜の不定期連載コラム『服の向こう側』 本当に不定期で更新出来てなくて申し訳ありません…。色々と投稿したいネタはあるのですが、、、 また落ち着いたら面白ネタを出して行きたいと思います。     さて、 今回はちょっとお知らせを                           リングヂャケットの貝塚工場に取材来ていただきました。 RING JACKETのコダワリとモノ作り、そしてブランドの魅力にスポットを当ててもらっています。     とても良い記事になる予定。まだココでは詳しく書けませんが、、、 また詳細報告させて頂きたいと思います。           では また来週。

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