COLUMN 『服の向こう側』 vol.39 / napoli と fox brothers

 

 

昨年の7月、milano unicaという生地の大型展示会に行ってきた。どうせミラノまで行くのであれば、ナポリも廻ってRING JACKET Napoli企画の打合せをすることにした。

 

ナポリのネクタイ工房でヴィンテージのアーカイブ資料をベースに色柄を作り込んでいく。ネクタイのマエストロの意見を聞きながら作りこんでいくこの作業も段々とスムーズになってきた。最初のころは、ナポリ服飾業界の昔話や『ネクタイとは…』といった禅問答のような話を聞くだけで2時間くらい経って中々仕事が進まなかったが、信頼関係が出来てきたのか?自分のペースで仕事が出来るようになってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく工房にこもってアーカイブ資料を漁っていると、ふと不自然なものが目についた。

ヘヴィフランネル素材を使ったタイだ。

 

 

 

 

実は、スーツやジャケットのメーカーでもそうだが、どこの生地メーカーのものでも仕入れられるという訳ではない。各社で取引のある生地メーカーがあって、それがブランドの個性や打ち出しの違いに結びついている。

またネクタイメーカーであればネクタイ用のシルク生地メーカーと取引はあるが、スーツやジャケットに使われるウール生地のメーカーとは取引がないのが一般的だ。カチョッポリやドラッパーズなどのカットレングス対応のバンチからカットしてタイを作る場合もあるが、薄く柔らかいイタリア生地が殆どでこんなしっかりとしたフランネルは見たことがなかった。

 

 

マエストロに恐る恐る聞いてみると、

 

『あぁ、これはFox Brothersの生地を使っているんだ。Foxのダグラスさんと縁があってFox Brothersのイベント用に作っている。内緒だぞ。』

との返答。

 

『ダグラスさんは良く知っている!じゃあ、Foxの生地を仕入れてネクタイに出来るってこと?』

 

『う~ん、これは特別な依頼でやっているからなぁ。勝手にOKとは言えない。ダグラスさんに直接聞いてもらった方が良いかな。』

 

『分かった。ちょうど来週に生地展示会で会う約束をしているからそこで聞いてみる!』

 

となった。

 

 

 

 

 

 

 

翌週、ワクワクしながらミラノの生地展示会に向かった。

Fox Brothersのブースでダグラスさんに会うと、早速今回の企画意図を説明した。

 

『ナポリのあの工房で見たんだけど、、、ネクタイ用に生地を買える?』

 

『おぉ~、それは良いアイデアだ。是非やろう!日本のRING JACKETが、イギリスのFox Brothersの生地を使って、イタリアの工房でネクタイにするなんて面白い!』

 

 

と快諾してもらった。

多分大丈夫だろうと思ってはいたが、正直OKが出るまではドキドキしていた。
思いがけない出会い、ふとした思い付きやアイデア、そしてそれらをまとめて形にする実行力、一緒に取り組み出来る取引先や仲間達。様々な要素が重なることによって「ワクワクする商品」が出来上がる。これまでそんな場面に何度も立ち会ってきたが、今回もそんな気運がする。
春夏用のネクタイを作りたかったので、ミラノウニカの会場にダグラスさんが持ってきていた生地からセレクトした。クラシックなクラブストライプジャケット用の生地をモダンにアレンジしたワイドピッチのストライプ柄を中心にセレクト。

 

 

 

 

※Fox brothersのミラノウニカでの展示スペース 打出しイメージ

 
ダグラスさんも
『ナイスチョイス!この生地がネクタイになるなんて思いもしなかった。とても楽しみだ!』
と言ってもらった。お互い満面の笑みがこぼれる。
そうして出来上がったのが今回のスペシャルタイだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S66 (green×navy)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 51% , LINEN 49%

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S68 (brown×orange)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 51% , LINEN 49%

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S70 (navy glen check)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 100%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S65 (beige×white)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 51% , LINEN 49%

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S67 (gray×white)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 51% , LINEN 49%

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S69 (white)

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 100%

 

 

 

 

 

 

「FOXといえばフランネル!」と冬のイメージを持っている人が多いかもしれないが、実はここ数年で大きく変わっている。

『春夏のFOX』は、実は隠れた銘品を多く出しており、一部の人達のあいだではかなりの人気だ。FOXの生地自体は昔からとても良いものであったが、コレクションはほぼ毎回変わらなくて、、、ちょっと乱暴な言い方をすると『一部の服オタク向け服地メーカー』となってしまっていた。それがダグラスさんが入ってからシーズン毎に新しい生地コレクションを作ったり、自身が広告塔となって世界中を飛び回っていることにより大きくイメージが変わったのだ。

勿論、FOXのフランネルは素晴らしい。しかし、春夏のFOXもまた独特のアジがあるのだ。

 

 

服好き集団RING JACKET のスタッフ達が競って購入しているのを見て、ほっと一安心すると共に間違ってなかったと改めて確信した。

是非、店頭で見て手に取ってもらいたい。

 

 

From RING JACKET creative div. Okuno

 

 

 

amerian mix

 

しばらく続いた『英国調』のトレンド。

まだしばらくこの流れは継続するが、少し変化を入れたいのも正直なところ。

 

 

今季は、そこに『american flavor』をミックスするのが気分。

久しぶりにこんなマドラスチェックのジャケットも良い。

 

 

 

 

 

 

中川木工芸

 

 

 

 

 

made in Japan のRING JACKETが注目する日本の匠。
 
伝統と技術も勿論大事だけど、それだけではなく新しい事に挑戦する姿勢とその根底にある思想が堪らなく好きだ。実は数年前から縁があったけど「伝統工芸、匠の技」というとやや重いイメージがあって少し距離をとっていた。
けど、実際に会って話して実物を見ると考えが全く変わった。
 
本当に良いモノとは?
その良いモノを知ってもらう為にはどうするべきか?
を真摯に向き合ってやっている。
 
今、世の中には便利な物やそれなりに良い物は溢れているが、感動するものは案外少ない。
 
手触り。手に持った時の質感。木の香り。美しいフォルム。
是非手にとってみてもらいたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中川木工芸 × 佐藤喜代松 TRUNK SHOW
 
 
700年の伝統を受け継ぐ桶職人 と 京漆界の巨匠 のコラボレーションにより創りだされる工芸品のトランクショー開催
 
◾️中川木工芸
およそ700年の歴史をもつ木桶技法を継承する、京都を代表する木工メーカー中川木工芸。
人間国宝を父にもつ中川周士氏は、伝統的な木桶の製作技法を用いながらモダンでデザイン性に富んだ革新的な商品を
開発。ドンペリニオンの公式シャンパンクーラーをはじめとして、日本国内のみならず海外からも高い評価を受ける。
 
◾️佐藤喜代松
京都の老舗漆メーカー佐藤喜代松商店。漆材料の精製を自社で行う中で独自の研究開発をすすめ、ドイツ自動車メーカーのBMW社などとのコラボレーションを多数行う。伝統的な漆器にととまらず、これまで漆加工が難しいとされていたスケールの大きなものまで、高い技術力により『漆』を世界へと広げる。
 
RING JACKET MEISTER 206 淀屋橋店
2/1(金)-2/7(木)
RING JACKET MEISTER 206 青山店
2/13(水)-2/19(火)
 
納期:約4ヶ月
 
価格:木曽桧シャンパンクーラー
¥78,000-(税抜)/京漆塗¥135,000-(税抜)
 
高野槇ピッチャー
¥33,000-(税抜)/京漆塗¥ 60,000-(税抜)
 
桧カップ
¥23,000-(税抜)/京漆塗¥ 46,000-(税抜)
 
など

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

shooting time

 

 

 

少し前に2019春夏のblog/catalog用撮影に行ってきた。

いつものスタッフに加えてグランフロント店スタッフ里村も同行。スタッフが増えると色々と段取りがしやすくなり助かる。

プロのカメラマンに依頼する場合もあるが、自社で撮影チームを組んで撮影する回数が増えてきた。プロフェッショナルなチームで仕事するのは勿論刺激的で良いが、社内撮影チームならではの一体感というかグルーブ感のある撮影も嫌いではない。

 

コスト的なこともあるが、やりたい事や表現したい事をダイレクトに出来るのがメリットの一つだ。機械や技術の進歩により、10年前では考えられなかったことが出来るようになっていると思う。

以前は、こういった撮影はプロに頼むしか方法がなかったが、色々と出来るようになってきており時代の流れを感じる。『エっ?!全部プロに頼んでるんじゃあないの?』と驚かれることが最近多く、一人ほくそ笑んでいる。勿論、プロに頼んでいる写真もあるのだが、自社撮影分と混ぜて使っているので分からないことも多いようだ。狙い通りである。

 

 

今回の撮影分は、追ってアップしていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいことや楽しいことにどんどん挑戦していきたい。

RING JACKETの提案や世界観を表現するのも一つだが、また別のベクトルで新しいコンテンツを企画している。

お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018FW my favorite shooting 7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

We hope you will have a great year !

2018FW my favorite shooting 6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018FW my favorite shooting 5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018FW my favorite shooting 4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018FW my favorite shooting 3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018FW my favorite shooting 2