CREATIVE DIV. [企画] -Blog- » VBC factory ②

VBC factory ②

工場の外の庭の次は、いよいよ工場内だ。

原毛の買付けから紡績、製織、整理加工仕上げ、、、と全て一貫してやっている。

案外知られていないのだが、実は多くのミルは分業制でやっている。糸はべつの会社から買ってきて織り上げるところや、仕上げの加工は他社に出すなど様々だ。

 

 

この全ての工程を自社で行いコントロールすることでVBCのハイクオリティ&グッドパフォーマンスが成り立っている。

 

 

機械化が進み人が少ないのも驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徹底したコスト削減の為にオートメーション化を図っているのかと思いきや、全く反対の答えが返ってきた。

 

 

『勿論、コスト削減は大事な要因の一つです。しかし、それだけで行っているのではありません。人体に影響を及ぼす可能性のある薬品を使ったりする染色工程は、社員が快適に仕事が出来るよう機械化しました。また、人でなければいけない所はいまだに人の手でやっています。生地にキズが無いかチェックする工程は4回行いますが、全て人が行っています。オートメーション化が全てにおいて優先するわけではありません。人が機械を使い、機械がチェックする…その交互チェックが大事です。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすが大企業、、、

しかし、『大企業=個性を活かしにくい+人と人との繋がりが希薄』なのでは?

と思っていたが、

 

 

『年に一回、社員の家族を工場に招待する会があります。お父さんやお母さんがどんな仕事をしているのか?みてもらうのです。お子様達はとても喜んでくれますよ。工場見学が終わったら、社長や役員と社員、そしてその家族の人達と一緒に食事をするのです。とてもユニークな試みでしょ?VBCは地域の人達によって成り立っていますから。』

 

 

という回答だった。

確かに工場を案内してくれたシモーネ氏をはじめ若いスタッフが多く活き活きと働いている。

どうやら良い生地を作るだけでなく、会社としても良いところのようだ。

 

 

 

イタリア人の多くは、人と人の繋がりを大事にする傾向が強い。

全く知らない人が取引にきても断ることもしばしばある。だが、友人の紹介だと分かるとガラリと態度が変わり、『エスプレッソでも飲みながら話そうか?アイツは元気にやってるか?ん?どうだ???』となるのだ。不思議な国である。

そんな不思議な国においてVBCの生地が好まれる理由が少し分かったような気がする。