『RING JACKET / fabric guild』 vol.1 / Loro Piana – pecora nera

2018年 秋冬シーズンのディレクションテーマ『bric brown』。

レンガを彷彿させるブラウンをテーマカラーとしているのは何度か触れさせてもらった。

 

 

それ以外にもディレクションテーマがある。『ビッグパターン』『ナチュラルカラー』がそうだ。

 

そこで、今回紹介したいのがこの生地。

 

 

 

 

 

ブラウン×オフホワイトの大柄のグレンチェック。

かなり大柄のグレンチェックで通常のジャケット生地ではなかなか無い柄である。一般的に柄を大きくしようとすると糸を太くする必要がある(柄自体を大きくせずピッチを広げて大きくする手法もあるが…)。糸を太くするということは、目付(ウェイト)がついてくる。

 

 

実は、この生地もウェイトは500g/mで本来コート用の生地である。ここ数年は軽いコート地が人気(400g~450gくらい)だったので、、、コート生地の中でも重い方に入る。それを敢えてジャケットでやってみたのだ。

 

 

しかし、『重い』と言われることはほぼ無い。

 

 

『ウェイトのある生地を使っても軽い着心地になる』

RING JACKETらしいジャケットとも言える。

※RING JACKETで一番軽い仕立てであるno.278モデルというのも重さを感じさせない理由の一つだ。

 

 

 

ビッグパターン以外にもナチュラルカラーを挙げていたが、、、

まさにナチュラルカラーそのものなのがこの生地だ。

 

 

 

 

Loro PianaのPECORA NERAというシリーズの生地を使っている。

羊の原毛そのものの色を活かした生地で、このシリーズは『オフホワイト、ベージュ、ブラウン、ダークブラン』のみで色柄が構成されている。羊から刈り取ったナチュラル(自然)な羊毛のカラーで出来上がった生地なのだ。

 

 

通常は、糸にする段階で調合した染料を使って染めていくのだが、、、

その工程を敢えて省きナチュラルなカラーを表現している。

 

※羊毛そのもののカラー「オフホワイト、ベージュ、ブラウン、ダークブラウン」のみで構成。ナチュラルで暖かみのある表情だ。

 

 

 

このundyed woolを使う手法自体は以前からあったが、どちらかと言うと英国メーカーが得意としており、刈り立ての原毛で脱脂もせずゴワゴワの風合いを残している荒々しいものが多い。イメージとしてはガンジーニットやインバーアランなどの古いフィッシャーマンセーターのような風合いと言えば分かりやすいだろうか?

 

 

そこは、流石イタリアを代表するファブリックメーカーであるロロピアーナ。英国メーカーがするツイーディな英国羊毛による原着色undyed woolではなく、メリノウールで非常に柔らかな風合いに仕上げている。

天然のナチュラルな色合いながら膨らみがあって柔らかなタッチだ。

 

 

しっかりとしているが、柔らかなタッチと暖か味のある表情は一般的なジャケットとは全く違う不思議な感覚に陥る。

是非、店頭で手に取って、そして着てみてほしい。

 

ここに書いている意味が深く理解出来るはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ITEM : JACKET / RING JACKET

ART : RT058F65F

MODEL : no.278F CP

PRICE : 120,000- YEN +tax

COMPOSITION : WOOL 100%

SIZE : 42 . 44 . 46 . 48 . 50 . 52