COLUMN 『服の向こう側』 vol.41 /  american flavor

以前のブログにも書いたが、『英国調』のトレンドが長く続いたので少し変化が欲しくなってきた。

そこで、今期はamerican flavorを少し加えるのが気分だ。トラディショナルなブリティッシュスタイルにアメリカンフレーバー、、、まんまアメリカンではなく、シックにセンス良くというところは往年のフレンチアイビーにも通じるイメージだ。

 

 

 

何か良いネタが無いかな?と社内の古い資料を漁っていると面白いスクラップブックを見つけた。

 

 

 

 

 

1981年のリングヂャケットの広告資料だった。

旧206レーベルのネイビージャケットと共にコーディネートされていたのはトラディショナルなレジメンタルストライプタイ。

レジメンの向きが向かって左上から右下に落ちるアメリカ式である。現在は、右上から左下に落ちるイギリス式が一般的で、イタリアのタイメーカーのものは殆どイギリス式のデザインである。
この広告が掲載された時代背景からもアメリカの影響を強く受けていた時期であり、文章も『ニューイングランドでは、、、』とあるように当時の流行を感じさせる興味深い内容だ。

 

そう、今はこんなタイが何周か廻って気分である。

 

アメリカントラッドのブランドに行けばあるにはあるが、、、

ズバリすぎるのではなくて、もう少しアレンジしたものが欲しい。
そこで、生地からオリジナルで作ることにした。

 

 

 

クオリティは、英国の老舗タイメーカーも好んで使う打ち込みのしっかりとしたレップ組織。

 

デザインは昔の広告写真をCOMOに送って復刻。配色を少しだけモダンにアレンジ。ベーシックな配色の中に、今季のテーマカラーである『JAM COLOR』を加えた。

 

勿論、ストライプの落ち方はアメリカ式だ。

 

 

これをナポリ最古と言われているタイファクトリーで4折り共裏仕様(クワトロピエゲ カプッチョ) に仕上げた。

 

 

 

 

american flavor を感じさせながらも、古臭さがない。

コテコテ感が出たコスプレファッションは、ある意味簡単だ。「程良いアレンジ」を加えるのは案外難しい。

全身アイビーや、英国調、、、

ではなく、いつものスタイリングにタイだけ少し違うテイストを入れる。そんな気分に絶妙にマッチする良いタイが出来たと思う。

 

マイブームとしては、敢えてLポケットのパンツにこういったタイを締めたい気分だ。

 

 

ITEM : TIE / RING JACKET Napoli

ART : 59119S113(navy) , 114(brown) , 115(gray)
MODEL: 4 pieghe cappucio

PRICE : 24,000- YEN +tax

COMPOSITION : SILK 100%