amerian mix

  しばらく続いた『英国調』のトレンド。 まだしばらくこの流れは継続するが、少し変化を入れたいのも正直なところ。     今季は、そこに『american flavor』をミックスするのが気分。 久しぶりにこんなマドラスチェックのジャケットも良い。            

中川木工芸

          made in Japan のRING JACKETが注目する日本の匠。   伝統と技術も勿論大事だけど、それだけではなく新しい事に挑戦する姿勢とその根底にある思想が堪らなく好きだ。実は数年前から縁があったけど「伝統工芸、匠の技」というとやや重いイメージがあって少し距離をとっていた。 けど、実際に会って話して実物を見ると考えが全く変わった。   本当に良いモノとは? その良いモノを知ってもらう為にはどうするべきか? を真摯に向き合ってやっている。   今、世の中には便利な物やそれなりに良い物は溢れているが、感動するものは案外少ない。   手触り。手に持った時の質感。木の香り。美しいフォルム。 是非手にとってみてもらいたいと思う。                                   中川木工芸 × 佐藤喜代松 TRUNK SHOW     700年の伝統を受け継ぐ桶職人 と 京漆界の巨匠 のコラボレーションにより創りだされる工芸品のトランクショー開催   ◾️中川木工芸 およそ700年の歴史をもつ木桶技法を継承する、京都を代表する木工メーカー中川木工芸。 人間国宝を父にもつ中川周士氏は、伝統的な木桶の製作技法を用いながらモダンでデザイン性に富んだ革新的な商品を 開発。ドンペリニオンの公式シャンパンクーラーをはじめとして、日本国内のみならず海外からも高い評価を受ける。   ◾️佐藤喜代松 京都の老舗漆メーカー佐藤喜代松商店。漆材料の精製を自社で行う中で独自の研究開発をすすめ、ドイツ自動車メーカーのBMW社などとのコラボレーションを多数行う。伝統的な漆器にととまらず、これまで漆加工が難しいとされていたスケールの大きなものまで、高い技術力により『漆』を世界へと広げる。   [...]

military ox shirt

ファッションは意外性があると面白い。 皆が着ている服を着る安心感も分からなくはないが、「個性や自分らしさ」を考えたときに右に倣えの着こなしが本当に良いかどうか?考えてみるのも時には良いと思う。     デニムシャツがメンズクロージングの世界で定番となってどれくらい経っただろうか? 程良いヌケ感があり少しカジュアルに見せるのに役立つ。ジャケットスタイルにタイドアップで使っても良いし、チノパンにニットなどのカジュアルなスタイルにも使えるので汎用性も高く使いやすい。とても便利なシャツだ。   だが、先述の話と同様に皆が着ているからこそ、、、 違った着こなしにチャレンジしたくなるのが服好きの性だ。     『デニムシャツの次』として、こんなシャツを企画してみた。               両胸ポケット付のシャツ。 実は、USアーミーのシャツをモチーフにしながら幾つかのワークシャツのディテールを詰め込んでいる。   今、世界中で『ヴィンテージミックス』『ヴィンテージのミリタリーウェアをドレスクロージングのアイテムとミックスして着こなす』のが人気となっている。しかし、古着屋で本物のミリタリーウェアを探して着るのは少々難しい。古着のコンディションやサイズ…等々の問題もあるし、ある程度の年齢の大人がユーズド品を着るという事に抵抗がある人も多い。 じゃあ、そういった雰囲気・空気感を持ちながら上質なシャツを作れば面白いのでは?というところから本企画はスタートした。       衿型は、先述のUSミリタリーシャツをベースに少しアレンジしている。 またステッチはダブルステッチ。洗いをかけると程良いアタリが出て良い雰囲気になる。これも古いアメリカのシャツに良く見られるディテールの一つだ。 シルエットは、程良く身体にフィットするシルエットにしている。以前のようなスリムフィットではないが、古着シャツのようなダボダボのサイズ感でもない。今の気分をのせてた良いバランスのフィッティングとなっていると思う。   釦も猫目釦と言われるアジのある釦を使っている。通常のシャツ用釦は、穴が4個となっているのに対して2個となっており、その名の通り猫の目のような形状をしている。これもドレスシャツではあまり使わない形状で、どちらかと言うと古いワークウェアに使われることが多い。           とここまでミリタリー・ワークウェアのディテールを搭載したシャツ、、、 と紹介してきたが、縫製はワークシャツの工場ではなく、敢えてドレスシャツを縫う工場で縫っている。何が違うのか?と言われることが多いが、「全く違う。」と言い切れる。 袖付けを高級ドレスシャツでみられる『後付け』にしている。腕を動かしやすいように後から付けるのだ。一般的なカジュアルシャツは身頃と一緒に一気に縫ってしまう。この方が効率が良いのだ。 あと、脇裾のピース。カーブした台衿。身頃の前身と後ろ身のバランス。。。等々ここでは書ききれない数多くのディテールを備えている。 ※この辺りの話は、蘊蓄が長くなりすぎるので、また機会をみつけて紹介したいと思う。     それと、カジュアルシャツとは運針(ステッチの細かさ)が違うのが最も分かりやすいかもしれない。とはいえ言われなければ分からない人が殆どだと思う。しかし、良く比べてもらうと全く違う。 これによりラフ過ぎるカジュアルシャツではなく、ワークやミリタリーの要素がありながらどこか上品なシャツ。そう、テーラードジャケットに合わせることが出来るミリタリーシャツが出来上がるのだ。         素材も最高の生地を使っている。備後地区(広島県と岡山県に渡る地域でデニムやチノクロスの産地として有名)の生地屋で探してきた素材で、どちらかと言うと本気のミリタリーウェアを復刻しているメーカーが喜んで使っている素材だ。この生地屋が個人的にとても好きで、10人に満たない会社ながら世界中から有名デザイナーや企画者が生地を買いにやってきている。 世界的にみてもこういったワークウェアやミリタリーウェアの復刻生地は、この産地が断トツである。何度かイタリア人に見せたことがあるが、皆間違いなく驚愕する。 イタリアやイギリスの生地も好きだが、こういったmade in Japanならではの生地もとても気に入っている。 [...]

1910′s long P-coat

        もう10年程前になるだろうか?知人の変態洋服バカ(←褒め言葉)に借りたヴィンテージの1910年代ロングP-coatをベースにウチらしいモディファイを加えて作ったコートは、クラシッククロージング好き&ヴィンテージ好きの両方から支持されロングヒットとなった。 それから毎シーズン少しずつアップデートしていったが、遂に完成形に達したかな?と思う出来栄えに。         ※原型となったヴィンテージのコート     袖タブ付きに。 腰のポケットもパッチ&フラップ型に修正。       ※ステッチもワークウェア用の粗々しいものではなく、運針も細かく繊細な印象に       イカリマークに星マーク付きのヴィンテージ釦も釦メーカーで復刻されてはいるが、、、 そこは敢えて本水牛釦にした。       ※アルスターコートやポロコートに見られるバックベルトとタックを採用。       素材は、敢えてメルトンではなくRING JACKETオリジナル素材のBalloon。 膨らみがあってナチュラルな伸縮性のあるバルーンウールをコート用に糸を撚り合わせて織り上げ、モッサー仕上げにしてふんわりと仕上げた。     ミリタリー由来のヴィンテージコートをルーツとするが、ヴィンテージそのままを復刻するのではなくRING JACKETらしいバランスで出来上がったと思う。     改めてジックリとみて… 良いコートだと思う。       ITEM : COAT / RJ by RING JACKET ART : RJ018F40X [...]

new model

       

ladies over coat

伝統工芸

      先日とある工房に行って見てきた。噂は色々と聞いていたが…、百聞は一見に如かず。 木の目を見極めて造る様を目の当たりにして驚愕した。 感動のmade in Japan クオリティ。   日本のブランドであるRING JACKETがフォーカスする日本の匠の業。   常にワクワクドキドキする楽しい事をやってきたいと思う。   新しいプロジェクトが動き出した。 お楽しみに。                              

fox brothers

    Fox brothersのdouglas氏(右から二番目)がRING JACKET本社にやって来た。   生地屋の社長だが、ファッション誌の表紙を飾るくらいスタイリッシュである。 昨今人気のあった華美なイタリアンスタイルではなく、アンダーステートメントを信条とするブリティッシュジェントルマンスタイルなのがdouglas氏の特徴だ。               派手な色使いや人目を引くような斬新な着こなしはしない。しかし、普通でありながら普通ではない…、そんな不思議なスタイルに惹きつけられるのだ。 業界内にdouglas氏のファンが多いのも頷ける。   それは、世界中の服を着てきた経験値によるものもあるのかもしれない。 douglas氏は、イギリス、イタリア、フランスなど各国のテーラー(サルト)に赴きオーダースーツを作っている。 勿論、生地はFox brothersだ。     英国の老舗生地屋の社長というだけでなく、 世界のドレスクロージングの『今』を知るキーパーソンの一人だと思う。       2019年に向けて色々と楽しい仕掛けを考えているのでお楽しみに。    

fox flannel

                   

VBC factory ③

VBCの魅力とは何だろうか? と今回の工場見学で考えていた。     原毛から生地が出来上がるまでの全てをコントロールする力?   社員を大事にし、地元の雇用を守り地域密着型の企業姿勢?   どちらも正解だと思うが、VBCの企画力も魅力の一つだと思う。       その企画力の一端を垣間見ることが出来るのが、VBCアーカイヴルームだ。                                   100年以上前の生地資料などが整然と並ぶ様は圧巻だ。   ここにある昔の資料をベースにVBCの企画が構成される。いくらクオリティの高いものを作っていても『新しいモノ』や『時代性』が無ければ飽きられてしまう。過去の資料を見ながら如何に現代の雰囲気に変えて生地にするか?そんな正解の無い難しい作業を連綿と続けてきたその経験値こそがVBC最大の強みなのではないだろうか?